craft trip

産地や工房など、ものを作っている場所をめぐる旅の情報・備忘録(陶器多め)

【イギリス】① Burleigh (バーレイ) Pottery 工場見学&アウトレット

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イギリスのStoke-on-Trent(ストーク オン トレント)というエリアは、

ウェッジウッドロイヤルドルトン等が生まれた、陶器作りが盛んな場所。

陶磁器の博物館や工場見学、ファクトリーショップなどもあるので、陶器が好きなら2~3日かけてじっくり見て回りたいところ。

ただ残念ながら私は予算と時間の都合上1日だけなので、かなり厳選して行くことに。

私の2泊3日のスケジュールはこちら。

crafttrip.hatenablog.com

 

まず最初に行ったのは、Stoke-on-Trent駅から一駅離れたMiddleport 駅近くにある「Burleigh Pottery」という陶器メーカー。

(ここの工場は「Middleport Pottery」と呼んでいる様子)

 

 

Burleigh (バーレイ) Pottery とは?

  • 1851年設立、160年以上続く陶磁器メーカー
  • 「銅版転写 (※) 」という技法で施した繊細な花柄が有名

 ※ 銅版転写 (どうばんてんしゃ) ・・銅版に柄を掘り、絵の具を付けた銅版を薄い紙にあてて印刷し、印刷した紙を焼き物に貼って絵柄を付ける技法。

www.burleigh.co.uk

 

ファクトリーツアー(予約制・英語)

Burleighでは平日だけ、事前予約制でファクトリーツアーがある。

英語のツアーだけど、ガイドさんに付いていくだけなので、作業風景を見る分には何とかなるかと。

(もちろん英語がわかった方が説明も理解できて質問もできるので良いけど)

 

ツアーの概要

  • 開催日時:毎週月〜木曜日 AM11:00/PM1:45、金曜日10:30

  (ツアー開始の15分前に到着しておくこと)

  • 金額:9.5ポンド (約1,380円 / 1ポンド=145円の場合)
  • 8歳以下は参加不可(仕事中の作業場を見学するため)

 ※ 2018年の夏季休業日:8/1(水)、8/27(月)〜9/2(日)

 ※ 狭い通路や階段が多い上に座る場所がないので、足腰に不安がある人は事前に連絡しておくと良い

 

予約の仕方はこのページの最後に。

 

ツアーの詳細

受付で、Webで予約した際の予約番号を伝えるか、チケットをスクショかプリントアウトしたものを見せる。

 

私が参加した時間は、私以外にイギリス国内のおばあさんとその息子っぽい男性のみ。計3名の超少人数ツアー。

 

まずは資料室で、Burleighの歴史や概要を解説してくれる(もちろん英語で、、)。

今まで製作した陶磁器品がたくさん並んでいるので、ツアーの後またじっくり見るのも良さそう。

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資料室の後は外に出て、歴史ある煙突や設備を案内される。

ちなみに狭い階段がある部屋では、一緒にツアーに参加してたおばあさんは足腰が弱いらしく、その時間は別の場所を案内されてた。

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歴史ある Bottle Oven Kiln(窯)

 

室内に入ると、みなさん仕事中のところを見させてもらう。型に土を流し込む作業や転写、釉薬をかけるところなど、一通りの作業場を案内してくれる。

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いろんな形や図案が写っているのであまり多く写真は上げられないけど、いかついおじさまや恰幅の良いマダムたちが黙々&のびのび作業している風景が見られる。

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大きな窯



見学はだいたい1〜1.5時間位だったような(うろ覚え)。

英語がわからなくても、見所たくさんで満足。

 

ファクトリーショップ

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見学が終わったらもう自由。私は同じ敷地内のファクトリーショップへ。

店内の装飾がかわいい店内。

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1FではB品が安く買える。

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2Fでは通常品を販売。店内の雰囲気も1Fに比べるとちょっとシック。 

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2Fの奥の部屋は、この工場で作った石膏の型がたくさん並べられている。

ここも無料で見れちゃう。 

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その他にも、技法の説明(一部映像もあり)もあるので、全部じっくり見ようと思ったら1日かかりそう。

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結果、私はここで時間を使いすぎ、次に行く予定だったEmma Bridge Waterのファクトリーツアーを飛ばす事に。

ぎっちりスケジュールにありがちな出来事。

 

Middleport Pottery (Burleigh Pottery) への行き方

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ロンドンから電車で

【電車のルート】

8:00発 London Euston(ユーストン) 駅

 ↓ Virgin Train

9:24着 Stoke-on-Trent 駅  

=乗り換え=

9:34発 Stoke-on-Trent 駅

 ↓ East Midlands Trains

9:39 Longport (ロングポート) 駅

 

【金額】

片道97.6ポンド (約14,000円 / 1ポンド=145円の場合)

午後の便だったら乗り換えなしで40ポンド台 (約6,000円台) もあり

 

【切符の購入方法】

私が使ったのは以下のWebサイト。

日本で予約とカード払いを済ませて、ロンドンに着いてから主要な駅の券売機で予約番号と決済したカードを入れると発券できる。

朝の便だったので、前日までに時間のある時に発券できて安心。

Trainline | Buy Cheap Train Tickets | Live Train Times & Fares

 

最寄りのLongport (ロングポート) 駅からは徒歩で

google map を頼りに約20分歩く(急に雑な説明)。

駅は無人だし、駅降りてからも人気がなさすぎて不安になるけど、

google map を信じて歩き続ける。

 

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無人のLongport駅

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一応分岐に案内表示はあり(茶色の看板)

住宅街らしきエリアに入っても歩行者がほとんどいない。

さらに不安になる住宅街で↓の茶色い看板が見えたら、目的地まであと少し。

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こういう所にも表示あり (左側の茶色い看板)

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奥の黒い看板がMiddleport Potteryの場所

レンガ造りの建物の並びの奥に黒い看板が見えてきたら、そこがMIddleport Pottery。

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ファクトリーツアーの予約方法

支払い方法はクレジットカード or Paypalのみ。

 

(1) ツアー予約ページにアクセス

http://www.middleportpottery.org/visit-us/factory-tours/

 

(2) ページの下の方にある「BOOK A TOUR」をクリック

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(3) カレンダーで行きたい日をクリック

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(4) 時間を選択

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 (5) ツアーに参加する人数を①に入力し、②にチェックを入れて、③をクリック

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(5) 内容を確認して、「Paypal」ボタンをクリック

(カードで支払う場合もPaypalボタンへ)

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(6) ペイパルで支払う場合は「Log in」ボタンへ、

 クレジットカードで支払う場合はまず「Country (国)」を「Japan」にする。

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 ↓「Japan」を選択すると日本語表記に変わる。各情報を入力。

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(7) 支払いが完了したら予約確認メールが届くので、メールのリンクからチケットを印刷するか、スクリーンショット等を撮っておいてもOK。